「ものづくりはコミュニケーション」。
私たちが貫いてきた哲学を、これからも。

愛着良品株式会社 白居 拓人

白居 拓人SHIRAI TAKUTO

2013年入社

愛着良品株式会社
商品開発

商品開発の仕事を経て、営業職を9年間担当。2023年10月に設立した新会社「愛着良品株式会社」の立ち上げメンバーとしてチームで事業の設計に挑戦している。

インタビュー動画ダイジェスト

バカ正直に突っ走った新人時代。
学んだのは、声を聞くことの大切さ。

印象に残っている仕事は?

入社から1年ほど経った頃に取り組んだ商品開発です。それは、社員の「ドラム式洗濯機のフィルター掃除を楽にしたい」という声からスタートしました。掃除用のブラシなどさまざまな商品案が出る中で、私たちが開発を決めたのは、フィルターの上に装着する使い捨てフィルター。各メーカーが販売しているドラム式洗濯機の調査から始まり、主婦モニターによるテストや度重なる試作を経て、半年ほどメーカーと試行錯誤しながら商品化を実現。発売から一年後には、売り上げ上位にランクインするヒット商品になりました。
今振り返れば、あの頃は新人特有のバカ正直さだけを武器に突っ走っていました。生意気なやつだと思われていたでしょうね。それでもヒット商品を生み出すことができたのは、チームメンバーはもちろん、無茶を言う私に真剣に向き合ってくれたメーカー、製造現場やモニターの方々の協力があったから。人の声に真摯に耳を傾けることがいかに大切かを学べたことが、その後の仕事にも活きる大きな経験になりました。

愛着良品株式会社 白居 拓人

コミュニケーションから得られた
多様な価値観を商品開発に活かしていく

トップホールディングスの魅力は?

私たちの唯一性は、「ものづくりはコミュニケーション」と考えているところです。人の要望をそのまま鵜呑みにして開発した商品や、「世の中にないものを作りたい」という自分視点から考えた商品の99%は、すでに世の中に存在しています。大切なのは、本質を見極めること。例えば、「洗濯機のフィルター掃除を楽にしたい」という要望から掃除用ブラシを開発していたら、掃除の手間が省けず、ヒット商品にはならなかったかもしれません。だからコミュニケーションが大切なんです。人に興味をもち、視野を広げ、そこから得られた多様な価値観をものづくりに反映していくことが優れたものづくりにつながると考えています。ものづくりって、哲学ですね(笑)
2年目の秋からは営業職になりましたが、それも単に「商品を売りたい」ではなく、「お客様と一緒に企画を作り上げたい」という想いで向き合ってきました。バイヤーやモニターとのコミュニケーションを通じて商品の使い方を提案し、魅力的に見せる紙面作りまでを行えるのが私たちの強み。競合他社が同じ商品を提案する中でも「トップ産業がいいね」とお客様から評価していただけるのは、この根本姿勢をどんな時も崩さないからです。

愛着良品株式会社 白居 拓人
愛着良品株式会社 白居 拓人

困りごとの解決を源泉に、
新天地で新たな価値を生み出したい

今後の目標を教えてください。

2023年10月には、商品の企画・開発を担うグループ会社「愛着良品株式会社」が誕生します。現在はその立ち上げメンバーとして、「想いを形に」という大きなテーマを掲げ、ブランドコンセプトやお客様像の設定といった土台づくりを行っているところです。
愛着良品は、メーカーであってメーカーではありません。一般的なメーカーは、自社の技術や得意分野を活かしたものづくりを行いますが、私たちのものづくりの源泉は困りごとの解決。それを実現するものであれば、商品のカテゴリはなんだっていいんです。枷の外れた状態から検討が始まることが、愛着良品の強みになっていくと考えています。生活環境は変わっても根幹にあるものづくりの姿勢は変えず、「誰に対して、どんな想いで、何を解決できるのか」というビジョンが明確な商品を次世代に生み出していきます。
今後は、従来品のリブランディングから始まり、オリジナル商品の企画開発に取り組み、新しいマーケットにも挑戦していきたいですね。私自身が感じた「美しい」「楽しい」という価値観をみんなで共有しながら生活を豊かにするものづくりを実現し、この事業を成功させたいと考えています。

(文:山本佳弥 写真:大坊崇)

愛着良品株式会社 白居 拓人